L is for Log.

更新終了

B or C is for Best or Contents.

content
a. U(話考え情報などの)内容, 中身; 趣旨(↔form)〘情報サービスの内容〙
b. 〖~s〗(具体的に書かれた)内容, 中身

こちら側の世界線ではコンテンツは死んでいて、それは何かというと、服とかアートとかテレビとか新聞とか雑誌とかありとあらゆるメディアと呼ばれるものたちで、コンテンツが死んだ平野になにがあるかというとコミュニケーションだけが残っている。
最高のコンテンツとは目の前のひとで、目の前にいないひとで、電子的で、電磁波的で、究極的に書くと自分自身だったりして、それは世界のあらゆるところに様々なカタチで残されていたりする。たぶん南の島のおっさんのほうがよくわかっている。

でもここは2016年のトーキョーで、コンクリートジャングルなんかいやだ、満員電車なんていやだ、自然豊かな故郷に帰りたい、といいつつ老いつづける謎の生命体が住み着いているようなバイオスフィアなんだけど、そんな歪んでしまった僕達は、死んでしまったコンテンツをとることで、自分の生を確認したりする。

で、生きているコンテンツってなんなんだということですが、俺が考えるにコミュニケーションをとれて、そのうえ広告が挟み込まれないメディアで、いまはそれはゲームとメッセージアプリにしかない。
たとえば書を捨てよ町へ出よう、はい看板。インターネット、はいアド。あなたが好きなメディアには広告の気配がしませんか。書は捨てたので割愛します。

メッセージアプリについても割愛するとして、ゲーム内のコミュニケーションってなにがあるんだということですが、21世紀のゲーマーはオンラインが大好きで、PvP(Player vs Player)、PvE(Enemy)が花盛り。海外サーバーではVC(Voice Chat)も盛ん、日本サーバーでも増えつつあります。つまりこれは、いきなりマッチングした他人とコミュニケーションをとりながら目的を達成する、ということでめちゃくちゃ高度。さらに日本サーバーでのプレイはほとんどがVCなしなので、他人の動きを察しながら目的を達成する必要がでてきます。そしてそこには謎のコラボレーションと攻略のためのクリエイティビティが生まれ、成功の味を覚えて虜になってしまいます。

どうしてこれが可能なのかというと、目的と手段とルールが明確であるから、という点につきるのですが、ここから e-sports がうまれ、そしていまは世界大会が行われるまでに至っています。最近ではオーバーウォッチというゲームがオフィシャルでワールドカップを開催、総数310万票から選ばれた各国代表51チームが戦い、見事に韓国が優勝しました。さらに、台湾では毎週賞金20万円のオンライン大会が開かれます。
べつに金が出るからいいというわけではありませんが、ひとつのコンテンツが国境や言語をスピーディーに超えていくというのは他にない強烈な魅力ではないでしょうか。写真や文芸みたいな根回しもないしね。

いまやゲームにすらコミュニケーションが必要で、ゲームのコミュニティ活動も活発です。Reddit などではデベロッパー自らが意見を募集、議論を提議するなどますますプレイヤーとの距離が縮まっています。こういうコンテンツやコミュニティをのぞいていると、他のコンテンツって化石みたいだな……。と考えてしまいます。

そんな2016年でした。

この記事は 2016 Advent Calendar 2016 - Adventar の3日目のために書かれました。2日目は @shimatani_10111 4日目は @shikakun です。

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